多元比較表象論

恋愛・結婚の今と昔》

第1回  ルーベンス『スイカズラのあずま屋:大人になる恋愛と了解不可能な夫婦

 
ルーべンスとイサべラ・ブラント(1609?10年頃)

第2回 ファン・アイク「聖バルバラ」:結婚の諸相

聖女バルバラは、棄教を迫る父親から拷問を受けたが、天使に助けられ、奇跡的に死ななかった。
     

 
第3回 ヴェロネーゼ「カナの婚宴」:食と結婚の祝福

イエスが世に出て、最初に奇跡を起こったのが、婚礼の場所。瓶の水が葡萄酒に変わる。
 
   200字意見文: Gone Girtとカナの婚礼
第4回 ミケリーノ・ダ・ベゾッツォ「聖カタリナの神秘の結婚」:結婚の印とそのあかし

聖女カタリナは、イエスと結婚する幻視体験をする。

 
第5回 
プッサン「キリストと姦淫の女」:不倫はどう許されるのか
女は奇跡的に石を投げられず、死を免れる。
石に字を書くイエスの不思議が教える、教条的道徳の怖さ。
 
 
第6回 デューラ「妻にはずかしめられるヨブ」:妻は夫よりも強いのか?

奇跡的な忍耐をもつヨブは、妻によりはずかしめられる。妻にはなんら災いがくだらない。
 
 第7回 レンブラント「目をつぶされるサムソン」:夫婦の親密さと誠実な裏切り

奇跡的な怪力をもつサムソンが、妻ダリラにより力を失う。妻は自国民の英雄的存在になる。
 
 第8回 デューラー「ロトと娘たち」:塩柱に変わった妻

神の戒めに背いたトロの妻は、塩柱に変身してしまう。聖書中、唯一の変身譚。
 






第9回 ヨアヒム・ウテワール「ロトとその娘たち」:近親相姦の許し


子孫が必要であったため、ロトの娘たちはロトを泥酔させ、交わり、子を産み、家系を守る。




 
    200字意見文: 父娘の近親相姦は許されるのか 

    提出〆切: 2015年7月29日正午(時間厳守)
    提出先:  鈴木研究室のドアポスト
第10回 マタイアス・ストム「アブラハムにハガルを差し出すサラ」:子供を授かる手段

アブラハムの妻サラの体からは子供が産まれなかった。そこでサラは、若い女奴隷ハガルをアブラハムに差し出し、子供を産むように勧める。後に、サラとハガルとの確執が生じ、サラは神に祈り、なんとサラ自身が子供を産むことになる。
 
15-17世紀西欧の恋愛と結婚の奇跡

更新日: 2015年07月23日

200字原稿用紙  

7月29日(水)正午〆切の意見文の課題は、第9回と第10回の資料の間にあります。











































































































































































































































































 200字意見文
 問題 結婚の今
「結婚制度の枠内では、真に人間的な関係はめったに存在しない」という意見があります。あなたはこの意見に賛成ですか、反対ですか。次の条件にしたがって書きなさい。

条件
1. 文字数は160字以上、200字以内とすること。
2. 2段落で構成すること。書き出しや段落の始まりは、1字下げて書くこと。
3. 段落の内容は次のようにすること。
  第1段落 このテーマについて「賛成」か「反対」か、を書くこと。
  第2段落 その理由や、理由のもとになった事実や経験を書くこと。
4. 理由は次の形式のどちらかを使って書くこと。
  形式1「なぜなら~だからだ。」
  形式2「理由は2つある。1つは~だからだ。もう1つは~だからだ。」

【参考】
「ベルイマンの最近の映画「ある結婚の風景」 では、結婚制度の枠内では、真に人間的な関係はめったに存在しないという考えを提出している。この映画の中の二人の主人公は、別れた後で初めて本当にお互いに理解することができるようになるのである。多くの現代の社会批評家にとって、結婚そのものは、偽善的で拘束的で破壊的な制度であり、それは嘘と偽りによってのみ維持できるものである。それはまた、しばしば民衆に奴隷状態と奴隷根性を植えつけるための支配的な社会秩序の道具とさえ見られている。それゆえ、我々は、「結婚は滅びつつある制度であるのか? また、まさしく社会の側の責め道具にすらなったのであろうか?」と自問自答しなければならない。」 クレイヴ『結婚の深層』
 問題 
条件
1. 文字数は160字以上、200字以内とすること。
2. 2段落で構成すること。書き出しや段落の始まりは、1字下げて書くこと。
3. 段落の内容は次のようにすること。
  第1段落 このテーマについて「賛成」か「反対」か、を書くこと。
  第2段落 その理由や、理由のもとになった事実や経験を書くこと。
4. 理由は次の形式のどちらかを使って書くこと。
  形式1「なぜなら~だからだ。」
  形式2「理由は2つある。1つは~だからだ。もう1つは~だからだ。」


【参考】

 問題 

条件
1. 文字数は160字以上、200字以内とすること。
2. 2段落で構成すること。書き出しや段落の始まりは、1字下げて書くこと。
3. 段落の内容は次のようにすること。
  第1段落 このテーマについて「賛成」か「反対」か、を書くこと。
  第2段落 その理由や、理由のもとになった事実や経験を書くこと。
4. 理由は次の形式のどちらかを使って書くこと。
  形式1「なぜなら~だからだ。」
  形式2「理由は2つある。1つは~だからだ。もう1つは~だからだ。」


【参考】