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(形像文化の世界へ)

ようこそ。 西洋文化と日本文化の接点を、誤解と理解という視点から眺めています。

鈴木繁夫
 

お知らせ

■同一の歌・篇あるいは同一の巻からの記事の場合、最初の段落はほぼ同じ内容が記載されていることがあります。
■ラテン語はローマ字読みでも西欧人に通じます。しかし、ラテン語の母音は長く読むものがあり、それをきちんと踏まえた方が正確な読みに近づきます。また詩では、韻律の関係から、単語の末尾の母音などが省略されることがあります。読み方に<詩>とあるのは、韻律を踏まえた読み方です。
 

Witty Remarks in Latin

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2019/08/28

類焼

Tweet ThisSend to Facebook | by geoschita

Iam proximus ardet Ucalegon.

イアム・プロクシムス・アルデト/ウーカレゴーン

「今や、隣のウーカレゴーン家が燃えている。」(ウェルギリウス『アエネーイス』2 311-2)

 出火した家のその隣家にまで火が移り燃えているときの状況を言い表している。

トローヤ[トロイ]戦争は開始後から10年目にして、都トローヤは、都に運び入れられた木馬の体内に潜んでいたギリシア軍の夜中放火によって大火災となり、混乱のうちに落城する。ウーカレゴーンはトローヤの長老の一人で、都内に構えていた屋敷もその大火により燃え落ちる。いまでも、もらい火をして焼ける、いわゆる類焼の家は、「ウーカレゴーン」という。なおこのように何かの代名詞として固有名が使われることを、エポニム(eponym)という。

 

 

 

 

 











『象徴の栄光』(Symb[olorum]Gloria 1634[ポーランド])(大英博物館)


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