Top Page (誤解と理解)

 Home Page
(形像文化の世界へ)

ようこそ。 西洋文化と日本文化の接点を、誤解と理解という視点から眺めています。

鈴木繁夫
 

お知らせ

■同一の歌・篇あるいは同一の巻からの記事の場合、最初の段落はほぼ同じ内容が記載されていることがあります。
■ラテン語はローマ字読みでも西欧人に通じます。しかし、ラテン語の母音は長く読むものがあり、それをきちんと踏まえた方が正確な読みに近づきます。また詩では、韻律の関係から、単語の末尾の母音などが省略されることがあります。読み方に<詩>とあるのは、韻律を踏まえた読み方です。
 

Witty Remarks in Latin

ラテン語格言 >> 記事詳細

2019/08/29

裏切る友人

Tweet ThisSend to Facebook | by geoschita

Latet anguis in herba.

ラテット・アングイス・イン・ヘルバー

草の中には蛇が潜んでいる。」(ウェルギリウス『牧歌』 393)

二人の羊飼いの歌合戦の中に出てくる言葉で、花やいちごを摘むとき、その草むらには蛇が待ち構えて襲われるかもしれないから気をつけろと、注意を促している。ここから転じて、"a snakein the grassというと、善良に見せかけてその実、友人を裏切る人、とくに友達の妻を寝取る人をさす。

中国には「隙穴(げきけつ)の臣」(韓非『韓非子』用人)という言葉がある。隙穴とはすきまのことで、主君に忠実なふりをして、実は敵と内通し、主君を倒そうと企む裏切り者のことをいう。


イチゴの草に蛇が潜み、待ち構えている。
ジェフリー・ウィットニー『エンブレムの清華』1586
05:45 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)