◆二元対立の英語感覚◆ 格助詞「の」の英訳 Part04 行為者 vs. 関係・資格
行為者: ‘s あるいは of
資格: ,
チャーチルのスピーチはいつも機知に富んでいる。→行為者:~が行った
◯Churchill’s speeches are always full of wit and humor.
⇒The speeches of Churchill consistently display wit and humor.
これはすでに学んだように、<名詞2 ’s 名詞1>は、すでに話題になっている名詞2を使って名詞1を切り出す、それに対して<名詞1 of 名詞2>の形は、名詞2が名詞1 に働きかけるでした。映画「チャーチル」を観た感想を相手にいうのであれば<名詞2 ’s 名詞1>になりますし、著名人のスピーチはいろいろあるが、チャーチルのスピーチはというときには<名詞1 of 名詞2>になります。
知己のピーターは、イギリス人だ。→関係・資格:~にあたる
?? Peter of my friend is an Englishman.
⇒My friend, Peter, is an Englishman.
知己とピーターは同格なので , で区切って並列させればよいのですが、日本語にひかれて of を入れてしまうととても古風な言い方になってしまいます。