▶英訳を考える◀【状況:外交政策】 イスラエル支持
ドイツはナチがホロコーストを行ったという歴史上の罪責感があるために、外交政策としてイスラエル支持は絶対に変えられない不動の要である。
◇英訳◇
For Germany, historical Nazi guilt for the Holocaust means that support for the state of Israel is non-negotiable and a key cornerstone of Berlin’s foreign policy. (BBC)

■ここに注目■
【1】《語法:名詞》 ドイツはナチがホロコーストを行ったという歴史上の罪責感は分解すると、(1)ドイツには罪責感がある、(2)ナチがホロコーストを行ったの2つで、”Germany felt guilty about the Nazis’ historical perpetration of the Holocaust.” となる。これをコンパクトにまとめると、例文のようになる。まず(1)主語 Germany を For Germany の形にして、 for ~ to…. の意味上の主語を作る for ~で置き換える。(2) 「ナチがホロコーストを行ったという歴史上の罪責感」を、「ナチによって生じた歴史上の罪責感」と言い直して、historical Nazi guilt. (3)「行った」 perpetration は省略して「ホロコースト」だけを残して、guilt に続けるために guilt for the Holocaust.
【2】《語法:形容詞・名詞》 絶対に変えられない不動の要は、交渉の余地がなくnon-negotiable 、それがなくなると全体が崩れてしまう要石 a key cornerstone を組み合わせる。