大胆: 大胆な人には神自らが手を貸す

Audentes deus ipse iuvat.

アウデンテース・デウス・イプセ・ユウァット

大胆な人には神自らが手を貸す。

(オウィディウス『変身物語』10巻586行)

■解説■
  王女アタランタは、結婚を避けるようにとの託宣を受け、求婚者たちから身を逃れるべく、徒競走で自分に勝ったらという条件をつける。しかもこの条件には、負けた求婚者は死刑という過酷な責めをつけた。この条件を当初は馬鹿にしていたヒッポメネースだったが、王女のあまりの美しさから一目惚れしてしまい、徒競走に挑戦する気持ちに変わる。その心変わりしたとき発した言葉。

走るアタランタ (ギリシア彫刻 年代未詳)

▶比較◀

念力強盛(ねんりきごうせい)の家には、福祐(ふくゆう)の月、光を増す。

(『童子教』)

■解説■

 しっかりとした信仰がある家には、仏様が加護をしてくださり、その家族は繁栄する。なお『童子経』(どうじきょう)は、徳目を漢字10文字で一文となるように工夫された教訓書。鎌倉時代に成立し、明治中期まで、子供の教科書として使われ、子供は本書の文を暗記し、徳目を学んでいった。


❖言葉❖ 文体は生き方の反映
❖豊かさ❖ 満足する技法
❖豊かさ❖ 向き合い方が肝心
❖豊かさ❖ 執着からの自由
❖豊かさ❖ 豊かさの極地
❖豊かさ❖ 満ち足りた心が必要