11/19/2023 / 最終更新日 : 11/19/2023 鈴木 繁夫 拒絶の地獄と受諾の天国:イギリス結婚小説の求愛 アンソニー・トロロップ『エウスタス家のダイヤ』 Trollope, The Eustace Diamond (1873) 『エウスタスのダイヤ』 設定 186?年冬 スコットランド・クライド湾岸(グラスゴー北西部)およびロンドン 登場人物と梗概 リジー・グレイストック・エウスタス Lizzie Greystoc […]
04/14/2023 / 最終更新日 : 04/14/2023 鈴木 繁夫 拒絶の地獄と受諾の天国:イギリス結婚小説の求愛 アンソニー・トロロップ『今風の生活』Trollope, The way we live now (1875) 設定 1873年2-8月 ロンドンおよび サフォーク (The way we live now. BBC TV series) 登場人物 カーバリー家 the Carburys レイディ La […]
04/25/2022 / 最終更新日 : 04/26/2022 鈴木 繁夫 ミルトンをめぐるの結婚・離婚論 ミルトン離婚論:『離婚についてのマーティン・ブーサーの判断』(The Judgement of Martin Bucer concerning Divorce) ブーサーと『キリストの王国』 『離婚の教理と規律』に続く第2離婚論が、この『離婚についてのマーティン・ブーサーの判断』(1644年8月6日)である。正確なタイトルは、「マーティン・ブーサーがエドワード6世に捧げたブーサー […]
03/29/2022 / 最終更新日 : 04/25/2022 鈴木 繁夫 ミルトンをめぐるの結婚・離婚論 ミルトン離婚論:『離婚の教理と規律』(The Doctrine and Discipline of Divorce) 性格不一致がもたらす不幸 ミルトンが最初に執筆した離婚論は、『離婚の教理と規律』(1643年8月1日、改訂増補版 1644年2月2日)である。ミルトンはそれまで長老派側の論争家として教会内部の位階制度などについて議論は […]
03/29/2022 / 最終更新日 : 03/29/2022 鈴木 繁夫 ミルトンをめぐるの結婚・離婚論 ミルトン離婚論の背景:私的経緯 突然の結婚と妻の里帰り 父親の職業がらみの突然の結婚 現在の社会では離婚の手続きがかなり容易になっているが、実はこれは近代社会史の流れのなかでは20世紀末葉になってからの常識である。いや手続きだけではない、離婚に値すると認められる理由として「性 […]
02/27/2022 / 最終更新日 : 12/06/2022 鈴木 繁夫 エンブレム集(原典, 翻訳, 作家・作品解説) ◇愛のエンブレム◇ 33 Ouid. NESCIT AMOR MAGNIS CEDERE DIVITIIS. Nobilium gazas Amor, atque insignia calcat; […]
09/02/2021 / 最終更新日 : 07/19/2022 鈴木 繁夫 歴史家が明かす結婚・離婚観の変遷 ローレンス・ストーン『イギリス1500-1800年代の家族、性、結婚』 (原題 The Family, Sex and Marriage in England 1500-1800) 各章の見出しと大まかな内容は次のようになっています。(クリックすると、内容の要約が出てきます) 第1部 序説1 […]
08/21/2021 / 最終更新日 : 09/02/2021 鈴木 繁夫 結婚・離婚の歴史と文化 歴史家が明かす結婚・離婚観の変遷 「歴史は現実を照らし出し、記憶を活性化させ、日常の指針を提供してくれる」(キケロー)という言葉があります。私たちが日常で経験する様々な出来事も、それら出来事に対して感じる気持ちも、<現実>であることに違いはありません。 […]
08/14/2021 / 最終更新日 : 02/07/2023 鈴木 繁夫 結婚・離婚の歴史と文化 ライオネル・トリリング『「誠実」と「ほんもの」』第1章 まとめ 倫理的生活は変化する 美徳に本質的なものであるとは自ら見なしていなかった新しい要素を創始したり付け加えたりする。 反対意見:これらの差違は、大した問撃はない。たとえば、『イリアッド』 人間性は決して変らない。倫理生活を貫 […]