04/25/2022 / 最終更新日 : 04/26/2022 鈴木 繁夫 ミルトンをめぐるの結婚・離婚論 ミルトン離婚論:『離婚についてのマーティン・ブーサーの判断』(The Judgement of Martin Bucer concerning Divorce) ブーサーと『キリストの王国』 『離婚の教理と規律』に続く第2離婚論が、この『離婚についてのマーティン・ブーサーの判断』(1644年8月6日)である。正確なタイトルは、「マーティン・ブーサーがエドワード6世に捧げたブーサー […]
03/29/2022 / 最終更新日 : 04/25/2022 鈴木 繁夫 ミルトンをめぐるの結婚・離婚論 ミルトン離婚論:『離婚の教理と規律』(The Doctrine and Discipline of Divorce) 性格不一致がもたらす不幸 ミルトンが最初に執筆した離婚論は、『離婚の教理と規律』(1643年8月1日、改訂増補版 1644年2月2日)である。ミルトンはそれまで長老派側の論争家として教会内部の位階制度などについて議論は […]
03/29/2022 / 最終更新日 : 03/29/2022 鈴木 繁夫 ミルトンをめぐるの結婚・離婚論 ミルトン離婚論の背景:私的経緯 突然の結婚と妻の里帰り 父親の職業がらみの突然の結婚 現在の社会では離婚の手続きがかなり容易になっているが、実はこれは近代社会史の流れのなかでは20世紀末葉になってからの常識である。いや手続きだけではない、離婚に値すると認められる理由として「性 […]
02/27/2022 / 最終更新日 : 12/06/2022 鈴木 繁夫 エンブレム集(原典, 翻訳, 作家・作品解説) ◇愛のエンブレム◇ 33 Ouid. NESCIT AMOR MAGNIS CEDERE DIVITIIS. Nobilium gazas Amor, atque insignia calcat; […]
09/22/2020 / 最終更新日 : 09/22/2020 鈴木 繁夫 ミルトンをめぐるの結婚・離婚論 結婚にあたり、相手の性格の確認は不必要と考えたヴィクトリア朝の女性 If she were married to him to-morrow, I should think she had as good a chance of happiness, as if she were to […]
09/18/2020 / 最終更新日 : 09/20/2020 鈴木 繁夫 ミルトンをめぐるの結婚・離婚論 死別離と再婚 ギリシア・ローマ神話と死別離 夫婦のどちらか一方が亡くなるにあたって、自分が亡くなった後で、決して結婚してくれるなと、願うことがギリシャ・ローマ神話には見受けられる。たとえば、王妃アルケスティスは、夫である王アドメート […]
08/27/2020 / 最終更新日 : 08/27/2020 鈴木 繁夫 ミルトンによる離婚論執筆の私的背景 ミルトン ソネット9番 Lady that in the prime 若々しい人生の春のさなかにいる上品な淑女よ、 賢明にも広い道、緑の道をお捨てになり、 <天の真理>という丘へと努力して登るごく一人握りの人たちと きわだって並び立つあなたよ、 あなたは、マリアやルツにならい、良い方を 選 […]