◆二元対立の英語感覚◆ 【大小】 so much
相手にお礼をいうときには、Thank you very much for your helpの類型として、Thank you so much for your helpともいえます。so much(soを強く発音する)を使う場合は、相手が目上であったり、あまり親しくない間柄で「ありがとうございました」というケースに用います。ここではsoは「非常に」、「とても」という意味です。
これがわかると、次の「私」の愛の深さは浅いのか、深いのかは自明でしょう。
I have loved you for most of my life, and always shall. You are the love of my life. I love you so much.
「それほど深く愛している」という意味です。
否定文では、スマホでゲームをやりすぎだから、それを戒めるときには、
You shouldn’t play games on your smartphone so much.
となります。
いままでは、副詞句として使われていた例ですが、so muchが名詞句として使われることもあります。
There will be so much to do tomorrow.
明日はやらなくてはならないことがたくさんある。
So muchには、直前に言われた内容に呼応として、「そんな程度のもの」という意味もあります。たとえば能力主義の軍隊ではLGBT(lesbian, gay, bisexual, and transgenderの頭文字を合わせたもの)であるかどうかは問題とならないと選挙中にいっていたのに、当選すると政治家が言葉を翻して、LGBTの入隊不許可と言い出すと、
So much for his promise to protect LGBT rights.
LGBTの権利擁護するという公約なんてそんな程度
つまり、もうそれでおしまいという、いままでの so much の意味とは逆転した内容を指すことになります。
このときの much は多い少ないの多いという意味ではもはやなく、程度の単位を表しています。
