イギリス文学でたどる恋愛・結婚

「恋愛で燃焼し、結婚で子孫と資産獲得、でも離婚は不可能」というのが、16-17世紀のイギリスの男女の愛についての考え方でした。結婚は、燃焼する恋愛とはあくまで別物で、子孫を残すための仕組みでした。これが19世紀頃から変化します。夫婦はロマンチックな関係にあり、互いにわかり合い、深い親密度をもった結婚愛を持つのがよいという観念が支配的になっていきます。比較文学の視点を取り入れ、時代を横断しながら、恋愛と結婚愛をテーマとした作品を取り上げます。

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恋愛から結婚へ

1. 恋愛は結婚に至らない、そして結婚は恋愛を保てない

       Gillian Flynn, Gone Girl (2012) , 村上春樹『ノルウェーの森』(1987)

2. 聖書が示す恋愛と結婚愛:(1)最初の夫婦   (2)そしてエロースとアガペー

       John Milton, Paradise Lost (1664) 第4巻・第6巻:

3. 騎士道の恋愛とキリスト教の聖愛を超える愛

       William Shakespeare, Romeo and Juliet (1595)

4. 深い相思相愛は結婚愛へと成就しない

       Emily Bronte, Wuthering Heights (1847)

5. 恋愛から結婚へと主導権を握る女性

       William Shakespeare, The Merchant of Venice (1598)

6.  恐るべき女の愛の力

       John Keats, “La Belle Dame Sans Merci” (1884)

7. 地位と安定を目指す結婚が永続する不思議

       Jane Austen, Pride and Prejudice (1813)