▶英訳を考える◀【状況:新冷戦】宗教界からの戦争反対声明

ここに集まる私たちがいの一番に申し上げたいことは、まったく正当化理解できないこの恐ろしい戦争のために苦しんでいるウクライナの人々と、私たちは(どう)(しゅう)していることです。

◇英訳◇
We are here to express, first and foremost, our solidarity with the people of Ukraine who are suffering from this terrible war that we cannot understand or justify at all. (BBC)


■ここに注目■
【1】《語法:副詞》 いの一番には、first and foremost. なぜなら「順番が最初」であることと「重要性が一番」であることが同時に強調されるからです。これにたいして、first of allは、これからいくつかのことを述べますが、その最初の項目としてということで、重要性の強調はあまりありません。
【2】《語法:名詞》 同舟solidarity は「連帯」だが、利害や責任を相手側と共有していることから生じる結束です。solidarityはもともと形容詞solid から派生しているので、中身がうつろでなく、そのつながりも頑丈ということ。だから日本語の「連帯」よりもはるかにつながりが強く、同舟 と訳したほうがより適切です。ただし solidarity は「あなたたちを支持し、支援します」という公式的・政治的な支持表明。心情的な一体感を強く表明したいなら、文字通り同舟を訳して、 we are in the same boat とすればよいのです。
【3】《語法:接続詞》 ~も…も~と…のどちらか一方でも、成り立つ場合に使うのは or. →《同時⇔異時》:and と or


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