▶英訳を考える◀【状況:コロナ禍】家族から被る精神的苦痛
アメリカの高校生は、家庭で両親や大人から精神的苦痛を受けており、ののしられたり、馬鹿にされたり、自尊心を傷つけられたりしている。
◇英訳◇
U.S. high-school students experienced emotional abuse by a parent or other adult in the home, including being sworn at, insulted or put down. (WSJ)
■ここに注目■
【1】 《語法:形容詞》 精神的苦痛を受けるの精神的の部分は、医学用語としてはmental だが、憎しみや悲しみなどの深い感情をともなった苦痛のことなので、emotional で十分。
【2】 《語法:動詞》 ののしられるは be sworn at. swear は「誓う」だが、「誓いの言葉をいう」という意味から転じて、「ののしり言葉」swearwordをいう、という意味になる。at は、swear at (人) で(人)に向かってののしり言葉をいう、つまり言葉を投げかける対象(この場合は高校生)を示す。
【3】 《語法:動詞》 自尊心を傷つけるはX put down Y. この連語は、こちら側 (Y)に主張があるのに、その主張を相手 (X) が一方的に高圧的に、しかも人前でやり込めること。したがって、「批難する」→「黙らせる」→「恥じ入らせる」といったように広い範囲で訳せる。 例 He’s always trying to put down his rivals in every possible way.
