▶英訳を考える◀【状況:政治家と民衆】 安易な解決と内部の二極化
彼が気にしているのは、アメリカ人はますます、容易な解決策を約束する指導者の虜になってきており、「奴らと内らの二極化」が進み、互いに譲歩し合う妥協を進んで受け入れようとしなくなってきていることだ。
◇英訳◇
He worries that Americans are increasingly in thrall to leaders who promise easy fixes, and that “us-or-them polarization” makes us less willing to engage in the give-and-take of compromise. (WSJ)
■ここに注目■
【1】《語法:名詞》 解決策が、根本的なものではなく、その場かぎりの不十分なものである場合には、 a quick/easy fix.
【2】《語法:名詞》 ~の虜になっては、in thrall to ~. thrall は奴隷(可算名詞)、奴隷状態(不可算名詞)で、ここでは後者。
【3】《語法:接続詞》 奴らと内らの二極化は、奴らの側かこちらの側なのかの二者択一なので or を使ってus-or-them。 とにひかれて and とすると、両陣営に属することになってしまう。
【4】《語法:名詞》 互いに譲歩し合うは、対等の条件で譲歩し問題が解決することまでも含む場合には、give and take (例文のようにハイフンありでも可).
【5】《語法:動詞》 ~を進んで受け入れの進んでは、be willing to do.
【6】《語法:動詞》 ~を進んで受け入れの受け入れは、積極的にかかわりあう場合には accept ではなく engage in.