▶英訳を考える◀【状況:中国の台頭】軍事・経済的影響力をもって、西側へ立ち向かう
中国は、三年に渡るゼロ・コロナの孤立から姿を現し、以前よりもはるかに非友好的になった西側に立ち向かい、気持ちの上では、自国の利益になるよう世界を方向づけ始める影響力を、軍事的にも経済的にも持っているというというサインを送っている。
◇英訳◇
China is emerging from three years of “zero-Covid” isolation to a far more unfriendly West, and signaling that it feels it has the military and economic heft to start shaping the world more to its interests.. (WSJ)
■ここに注目■
【1】《語法:前置詞》 ~を現し、…に立ち向かうと、日本語では動詞が2つになるが、英語では動詞1語ですみ、 emerge from ~ to … となる。これは、日本語では一つのまとまりある行為を断続的な複数の行為として分解して表現するのに対して、英語では核となる行為をまとめる文中の主動詞に、前置詞を使って加算する形で行為を追加していくために起こっている。簡単にいえば、英語の前置詞は日本語では動詞として訳すことが頻繁に起こる。
【2】《語法:副詞》 主語+動詞+節の構文は、日本語では、<主語+動詞>部分を副詞的になることが多い。これは日本語が、あるまとまりを表現するときに、(1)相手と共有できる場面を述べてから、(2)個別の事柄へと移っていくため。たとえば、「昨日、デパ地下で惣菜を買ってきた」というのは、昨日という、(1)相手と共有できる場面を述べて、(2) デパ地下で惣菜を買うという個別の事柄に移っていく。これが、「家内が言うには、昨日、デパ地下で惣菜を買ってきた」との場合には、(1)相手と共有できる場面は、家内の発言するにはとなり、(2)は「昨日、デパ地下で惣菜を買ってきた」になる。
【3】《語法:名詞》 影響力は influence だが、主張に影響力をもたせる場合には heft.
【4】《語法:動詞》 ~というサインを送っているは、send a message だが、~の部分がすでに起こっていること、あるいはこれから確実に起ころうとしていることの場合には signal that~.
