▶英訳を考える◀【状況:投稿利用規則】 自由の砦のはずが、突如の方針変更
さて、イーロン・マスクは、Twitterを言論の自由の砦にするつもりだといっていたが、投稿利用規則について最近、突如変更したことに懸念していると認めているようだ。
◇英訳◇
Mr. Musk, who has said he intends to make the platform a bastion of free speech, appeared to acknowledge some concerns about the recent, abrupt content policy changes. (WSJ)
■ここに注目■
【1】 《語法:名詞》 Twitter, MastodonのようなSNSの一つ一つの基盤システムは、a platform.
【2】《語法:名詞》 砦 a bastionは、偏見などを死守している最後に崩すべき拠点という意味と、自由などを守るべき防衛拠点との二つの意味がある。例文は後者。
【3】《語法:名詞》 利用規則は、terms of service/use だが、これは利用者がサービスを使うときにプロバイダーと交わす規則。他方、プロバイダー側がどういう方針でサービスを利用してもらおうと考えているかである場合には policy で、さらにそれが投稿内容についての方針であるなら content policy.
【4】《語法:名詞》 懸念 concernは、worryと異なり、懸念の対象となる問題がその人個人だけではなく多くの人にとって関心があるものである場合。
【5】《語法:動詞》 認めているは、~が事実であると公式に認める場合には acknowledge.
【6】《語法:動詞》ようだは、seem to だが、本当かどうかわからないがとりあえずそういう報告を受けている場合には appear.
