◆二元対立の英語感覚◆《同時⇔異時》 直線上の開始点と終点 (1)

 時間の流れは直線として意識され、過去・現在・未来の3つの領域があります。

こんなことは言われるまでもなく、当たり前ではないかと思うかもしれませんが、日本語の表現は、こういう原則を守っていません。たとえば、「先月、君は二回欠席している。」という日本語ではいいますが、「欠席している」という現在形と、「先月、二回欠席」という過去の事柄を示す時間がここでは同時に共存しており、時間が直線的に流れるという大原則が破られています。英語でなら、この文の内容は、

You missed my class twice last month.

というように、過去形でしか表わせません。

また「、食べ終わった。」という表現は、「」が現在ですが、「終わった」は過去形で、ここでも現在と過去と共存していますが、さきほどとは少し違って、食べ始めた開始点と食べ終わった終点とが、明確に意識されていないことが感じられると思います。
 ところが英語では開始点と終点が意識されます。時間は直線に流れることに加え、流れのどこかに開始点、そしてそれが終わる終点も意識されます。


 開始点・終点を今、私がいる時点からみて、開始点は過去・現在・未来のいずれかにもなり、また終点は開始点よりも後の時点の過去・現在・未来になります。開始点と終点とをどこに取るかは、下の図のように7通りあります。

こうしてみると、

現在完了形は、開始点が過去、終点が現在の項目、
現在進行形、現在完了進行形は、開始点が過去、終点が未来の項目

にそれぞれ属していることがわかります。

現在完了形と現在進行形はそれぞれどういう場合に使うのか、その違いはどこにあるのかは、本ブログの該当項目を参照してください。