▶英訳を考える◀【状況:複製声】 複製声によるオーディオ本作成
アップルとグーグルによれば、ユーザーが、デジタル的に複製された人の声を使って、無料で「聞き耳本」を作れるにようにするという。
◇英訳◇
Apple and Google said they allow users to create audiobooks free of charge that use digitally replicated human voices. (WSJ)
■ここに注目■
【1】《語法:名詞》 デジタル的に複製された人の声とは、たとえば死亡した人の声をデジタル的に複製すること。初音ミクが新曲を歌うように、死んだ人が、その複製した声で新本の朗読をする。
【2】《語法:名詞》 聞き耳本はまだ日本語に定着していないが、オーディオ・ブックス audio books.
【3】《語法:動詞》 ~できるようにするは、無生物 allow 人 to do の形で処理できる。日本人の発想からすると、 人 can do ~ の形を使いたくなるが、この形を使うと According to Apple and Google, users will be able to create といったように、「ユーザーは将来的に~ができるようになる」ことにたいして、両社のいうことが本当ならばということが強調され、また両社の主体的な関わりや両社がもたらす恩恵があまり感じられなくなる。なお allowが許可するからできるの意味に転化するのは、許可された環境から考えて人がある行為をすることが可能になるという状況的能力をあらわすため。
