▶英訳を考える◀【状況:新冷戦】 戦争という呼称


ロシア政府は、ウクライナで起こっていることを「特別軍事作戦」と命名しているので、それを戦争として記述する報道サイトをシャットダウンした。
◇英訳◇
The Kremlin has banned news sites for describing what is happening in Ukraine as a warthe Kremlin calls it a “special military operation.” (WSJ)

■ここに注目■
【1】 各国の政府は、the 国名government というかたちで表現されるが、このように the 議事堂名でも同じ意味になる。アメリカ政府なら  the White House, イギリス政府は the Westminster.
【2】 日本語の「XなのでYとする」という構文では、XとYの間に情報の重さの違いをみない。ところが英語感覚としては、XとYの間に情報の主従という二元対立を読み取る。Yが主情報Xは補足情報という流れで処理し、文の流れとしては情報は主が文の先におかれ、補足が文の後に回る。 だから Y 接続詞 X と、日本語の語順とは逆の形になる(主 vs. 補足)。例文では接続詞の代わりにダッシュが使われている。


▶英訳を考える◀【状況:新冷戦】宗教界からの戦争反対声明
Read more
▶英訳を考える◀【状況:新冷戦】 大統領の人柄
Read more
▶英訳を考える◀【状況:芸術作品の影響】 自分の気持ちが発出
Read more
▶英訳を考える◀【状況:旅行手段】 虐げられる都市間バスはそれでも重要
Read more
▶英訳を考える◀【状況:グローバル化】 抜けてからまた戻るのは難しい
Read more
▶英訳を考える◀【状況:支援運動】批判者の暴露といういやがらせ
Read more