▶英訳を考える◀【状況:児童による暴力】 問題行動の内訳


保険金給付請求通知には、この児童がこれまで学校で起こしたといわれている問題行動について概略が書かれており、そこには教職員をののしったり、ベルトで他の児童を打とうとしたり、ある教員の首を絞めたことが言及されている
◇英訳◇
The notice of claim outlines allegations of previous behavioural issues the child is said to have had at school, including cursing at staff and teachers, trying to whip students with his belt and choking a teacher. (BBC)

■ここに注目■
【1】《語法:形容詞》 これまでは、until now が和英辞典にあがっているが、これは現在進行形・現在完了形とともに使われる。そのためにこれまでは、文全体を現在進行形・現在完了形を使いたくなる。しかしこれは、previous 一語の形容詞で処理できる。
【2】《語法:名詞》 問題行動は、behavioural issues.   issues ではなく problems でも可能だが、これだと学校なり行政なりがきっぱりと解決することが求められている問題になってしまい、重大なことになる。決着は必要なのだがそれよりも争点になっていることを強調する場合には、issues.
【3】《語法:動詞》 概略が書かれているは、outline だけでも可であるが、こうしてしまうと目的語(この場合は、問題行動)が事実として起こったことになってしまう。一方側の主張としては事実だといわれていても、他方の側(この場合は子供)からすればそれは事実に反するかもしれない。そのために、 誰かがこういう悪いことをしたという一方の側からの主張という意味の allegations を目的語とする。なお英和辞典にはこの単語の説明として「根拠のない推論」とあるが、現在では一方の側からの主張というだけで、「根拠のない」というニュアンスはあまり残っていない。
【4】《二項対立:漠然⇒具体》 概略が書かれている…言及されていると、日本語では動詞が2つになるが、これは英語の文が、漠然⇒具体という流れであるためで、英語では漠然を目的語とする動詞1つで済む。漠然は問題行動、具体はincluding以下の内容。日本語訳では、抽象でいったん文を切って動詞でくくり、次に具体で文が切れて動詞で終わらせる。


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