▶英訳を考える◀【状況:仮想通貨危機】 仮想通貨の未来にかつてのような興隆はみられない
仮想通貨の未来を考えると、かつてのような興隆に近いなんらかの事態がやってくるとは次第に信じがたくなっている。というのは、公定歩合が上がり、仮想通貨価格は二年以上前の水準に低迷し続け、FTXの顧客はいったい資金を返してもらえるかどうか気を揉んでいるからだ。
◇英訳◇
It is becoming harder to trust that crypto’s future looks anything close to its thriving past, with interest rates higher, crypto prices hovering around multiyear lows and FTX customers wondering whether they will ever get their money back. (WSJ)
■ここに注目■
【1】《構文:無生物主語》 XにはYに近いなんらかの事態がやってくるは、無生物主語の構文で、X looks anything close to Y. なお、not 動詞 anything close to … とすると、少しも…ではないという意味に変わる。
【2】《構文:付帯状況》 というのはは、すぐに because でつなげてしまい、日本人英語にはこのbecauseが頻出する。しかし例文のように、付帯状況のwithを使うと、接続詞不要ですっきりとした名詞句の連鎖で処理できる。
【3】《語法:動詞》低迷し続けは、一定の場所にとどまるということで、hover around.
【4】《語法:形容詞》 二年以上前の水準の二年以上は、multiyear. この単語は、1年目を超えてそれ以上の年月にわたって続き、有効であるということ。また水準は level だが、高低をいう場合には、high(s) あるいは low(s).
