▶英訳を考える◀【状況:世界秩序とリーダー】世界秩序を理解できる人はわずか、さらにわずかなのは国際関係を維持展開できる人
キッシンジャーの考えでは、いついかなる時においてもほんの一握りの人たちだけが、生き残れる世界秩序が抱える複雑な構造がわかっていて、さらにその中の少数の人だけがリーダーの資質をもち、部分的にではあっても和平の実現が可能な国際関係の微妙な枠組みを創り出し、守り、改革する要望に応えることができる。
◇英訳◇
Mr. Kissinger believes that only a handful of people at any given time understand the complicated architecture of a viable world order, and that an even smaller number have the gifts of leadership required to create, defend or reform the delicate international framework that makes even partial peace possible. (WSJ)
■ここに注目■
【1】《語法:形容詞》 いかなる時においてもは、at any timeだが、これが at any given time となると、いついかなる時でもと、どのような時点でもの意味が強まる。
【2】《語法:形容詞》 生き残れるは survivable だが、生き残ってなおかつ発展する可能性があるときには viable.
【3】《語法:名詞》 微妙なは subtle だが、subtleは「微妙な問題」のように理解するのが難しい場合や「微妙な筆使い」のようにきわめて注意深くなされたことについていう。例文のように、対象が繊細で乱暴に扱えない場合には delicate.
