◆二元対立の英語感覚◆漠然⇒具体 :時間の順序
漠然とした時間を先におく
「お年玉というのは、子供がお正月に一度だけもらえるボーナスのようなものです」という文は、英語に直す場合には、「お正月に」と「一度だけ」との順がひっくり返ります。というのも「お正月」は具体的ですが、「一度」のほうは年に一度だけということで、ともに時間にかかわっていますが、「年に一度」のほうが、何月何日とはっきりしておらず漠然としているからです。
Otoshidama is like a bonus which children can get once in a year on New Year’s Day.
というように、 once in a year がまず先にきて、つぎに具体的にずばりと on New Year’s Day がつながります。
これがわかると、later in the twenty-second century も、まず「いまよりも後に」 later と大きな漠然としたことをいっておいて、それから具体的に「22世紀に」 in the twenty-second century ということになります。だから、later in the twenty-second century というフレーズは、「22世紀後半」ではなく「のちに22世紀になって」という意味になります。
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